この場所で、市場価値を高めていく。
デジタルマーケティングを支える伴走型ソリューション営業
管掌執行役員(CRO)/桑原 聡
執行役員(CROO)兼 営業部部長/本間 紀成
桑原 聡
SIerでの基幹システム営業を経て、2000年にエンバーポイントの前身であるエイケア・システムズへ入社。1,000社以上へのメール配信システム『Mail Publisher』新規導入に携わり、17年連続売上シェアNo.1をけん引(※)。新規営業やパートナー営業、カスタマーサクセスなどといった複数の組織立ち上げを経験し、2020年に管掌執行役員へ。
本間 紀成
外資IT企業やマーケティングプラットフォームを提供するSaaS企業にて、エンタープライズを中心とした営業統括や執行役員を歴任。CDPからMA、データ・AI活用など、顧客のマーケティング基盤そのものの変革を支援。2025年にエンバーポイントへ入社し、営業・CSを統括しながら再現性あるRevenueモデルの構築をリードする
メール配信システム『Mail Publisher』から、アプリ開発サービス『App Publisher』、そしてマーケティングオートメーションツール(MA)『Engage Cros』まで、多岐にわたるプロダクトを展開するエンバーポイント。現在のセールスチームでは、顧客1社に対して一人の営業が新規から既存深耕まで窓口となる「伴走型ソリューション営業」の体制が出来上がっています。
この伴走型ソリューション営業でメンバーが手にする、やりがいやキャリア形成とは? 明らかにすべく、CROを務める桑原とCROOの本間にインタビューしました。
「お客様との密度の濃い時間が、総合的なマーケティング支援に
――現在の「伴走型ソリューション営業」には、どのような強みがあるのでしょうか?
本間 一言で表すとすれば、顧客のデジタルマーケティングをトータルで支援できることです。
現在の営業スタイルでは、新規契約だけでなく導入後のフォロー、運用改善までを一人の営業が担います。またその営業担当者が『Mail Publisher』『Engage Cros』など、幅広いプロダクトを提案する形です。
桑原 ありがたいことにお客様は、商品価値はもちろん営業メンバー自身の人柄も評価して、「あなたにお任せしたい」と当社を選んでくださるケースも多々あります。「この人になら任せられる」と感じた営業と二人三脚できる、お客様にとっても安心の仕組みではないでしょうか。
――この体制で、総合的なデジタルマーケティングを支援できるのはなぜでしょうか?
桑原 この伴走型ソリューション営業が生み出す「お客様と過ごす密度の濃い時間」がカギを握ります。
一般的な分業型SaaS営業の課題の一つは、導入時にフィールドセールスがお客様から受けた悩み要望がカスタマーサクセスへうまく引き継ぎできず、一貫した支援につながりにくいことだと考えています。対して、専任の営業が窓口となることでお客様は連絡・相談しやすくなりますし、ヒアリングの時間が増えるほど、営業のお客様への理解度はさらに高まります。
本間 その上で、一つのプロダクトにとどまらず、さまざまな手段を提案することで、お客様のマーケティング戦略の選択肢を広げることができます。また現状の課題解決だけでなく、その先も一緒に見据え、長期的にPDCAを回していくことができます。このように、1社1社のお客様と長く深く、かつ広い視野で支援できるのが伴走型ソリューション営業なんです。
――対して、エンバーポイントの営業面にもベネフィットがあるのだとか。
桑原 はい、我々営業としても提案の幅が広がったように思います。1社とじっくり練って売上・集客につなげられた戦略は、成功事例として、近しい課題を抱える他社や、同じ規模の企業への提案にも活かすことができます。
本間 これまで当社では、主にエンタープライズ領域のお客様をご支援してきました。ですがこうしてお客様の課題やグロース状況によって、多様なプロダクト提案やフォローが可能になりました。こちらをきっかけに今後は、SMB(中小企業)領域のお客様への支援にも舵を切っていきたいと考えています。
営業成績にこだわること=お客様を全力で支援すること
――この伴走型ソリューション営業が、営業メンバー自身に与える影響はありますか?
桑原 はい。ここでは「醍醐味」と「キャリア」という二面でベネフィットがあります。まず「醍醐味」としては、お客様のデジタルマーケティングを一緒に担えるという点です。課題を共有いただくところから始まり、自分の提案が功を奏して、売上数字や集客数がアップする様子を目に見えて実感できます。時には、担当の方から「成果が認められて昇進しました!」なんて嬉しい報告を聞けることも。こうしてともに成功体験を重ねながら、お客様の成長を見届けられることは、営業冥利に尽きますね。
――強い貢献実感を得られそうですね。そして、キャリア形成の面でもインパクトが?
桑原 この伴走型営業は、営業個人のキャリアにとっても大きなプラスを生みます。まず成功体験を一緒に重ねることで、自分の中にも成功事例が蓄積されていきます。その先で期待できるのは、デジタルマーケティングを扱う営業人材としてのスキルアップです。
例えばですが、メール配信特化型の『Mail Publisher』に限定した営業では、デジタルマーケティングを支援しているとは言えないかもしれません。一方、現在のセールス体制下では、MAツールの『Engae Cros』など複数のプロダクトを駆使して、お客様と一緒に、さまざまな視点を持ちながらマーケティング戦略を練ります。だからこそ、それぞれの企業やサービスに合った最善の施策を打つことができるんです。
本間 一つのプロダクトの専門性を極めたエキスパートな営業も良いかもしれません。しかしデジタルマーケティングの知識や提案の引き出しを増やすことは、営業人材として差別化を図るための強力なエッセンスになるのではないでしょうか。成長意欲のある人にとっては、手ごたえを感じられる良い環境だと感じます。
――理想的な環境ですが、キャッチアップすべきことも多いのでは?
本間 そうですね。セールスチームとしては、勉強会や情報共有の場に加え、学習ツールなども整備していく方針です。また営業一人ひとりの得意分野や課題の他、お客様一社一社が抱える固有の課題もあるため、我々は部門の上長として、個人に合わせたフォローなども意識したいと考えています。
――新しい営業スタイルへの変更を通じて、営業メンバーに変化は見られましたか?
桑原 営業に対する姿勢が変わり始めているのを感じます。例えば以前『Mail Publisher』の専任だったメンバーも、とあるお客様へMAツール『Engage Cros』を提案しようとアクティブに動いています。「自分はこのプロダクトしか提案できない」「提案する場合は別の担当者を同席させなければ……」といった障壁なく、自分の判断と力量でアプローチできるんです。そのため、新規顧客との商談の段階から、さまざまなプロダクト(=選択肢)を携えて臨むメンバーの姿が増えたように感じますね。
本間 こういった意識や行動の変化を味方に、今後は、営業の使命である「結果」を追求するアグレッシブさも醸成したいですね。当社の営業メンバーは、素直で誠実な人ばかりです。私は複数の企業で営業を務めてきましたが、当社の営業チームには「お客様のためになりたい」という思いの強さが目立ちます。その当社らしいマインドを大切にしつつ、これまで以上に結果にコミットする風土も強めていきたいなと。
――お客様を支援しつつ、営業としての成績にも妥協しない姿勢ですね。
本間 営業経験者であれば、一度は「お客様から大きな予算をいただくことへの葛藤」を味わったことがあるかもしれません。しかしその葛藤は、考え方で変わります。大きな予算をいただくことは、「最大の効果をつくり出すために、全力で支援すること」なんです。長期的に取引し、理解度深く、選択肢を広く支援できる現行のセールス体系なら、それが可能だと考えています。お客様の売上アップにも、当社の売上アップにも大きく寄与する。これが営業の重要なミッションであり、大きなやりがいにつながるはずです。
桑原 結果にコミットするという意味で、当社には今、新しい風が吹いています。本間さんは長年にわたり売上結果にこだわった営業で活躍し、2025年に当社へジョインしました。そんな本間さんに既存の営業メンバーたちは、さらなる結果を出すための提案方法や見積もり内容について相談するようになりました。これまでの堅実な営業から、「貪欲に提案しよう、そして売上へつなげよう」と奮闘するアグレッシブな営業へムードが変わってきましたね。
本間 「誠実でお客様思い」という当社らしい営業マインドと、アグレッシブな営業スタイルがうまく相乗効果を成せば、自身の介在価値もより強く実感できるのではないでしょうか。
このセールスチームで、自身の市場価値を高めてほしい
――この伴走型ソリューション営業は、エンバーポイントの“最終形態”なのでしょうか?
本間 いいえ。あくまで現時点での我々の営業スタイルであり、最適解に辿り着いたとは思っていません。お客様、当社、そして営業メンバーが成功するための最大公約数をどうすれば生み出せるか、今後も模索するつもりです。「この部分は分業体制にすべきだ」「顧客規模に合わせてチームをつくるべきだ」など、必要に応じてチューニングしたいですね。その先で、「エンバーポイントらしい営業の在り方」を確立していきます。
桑原 そういった意味で、今後入社する人にも、この組織改革をお手伝いしてもらいたいと考えています。営業はもちろん、スタイルや体制を自分の手で形づくっていく面白みも感じてもらえるのではないでしょうか。
――このセールスチームで、営業メンバーにはどのように活躍してほしいですか?
桑原 ぜひ、自分の市場価値をどんどん高めてほしいと考えています。デジタルマーケティング領域しかり、純粋に営業としても、知見やスキル、そしてマインドを磨いていき、どんな世界でも通用する人材になってほしい。そのためにも個人個人が「こんなスキルを伸ばしたい」「こんな人材になりたい」といった目標をしっかりと持ってもらいたいですね。
本間 その中で、「当たり前のことを当たり前にこなす営業」を目指してほしいというのが私の願いです。まず、営業として数字にこだわる。次に、期日を守る。そして、報連相を徹底する。さまざまな業界で営業を経験しましたが、この三つを確実に成し遂げている営業は、ほんの一握りだと感じます。逆に言えば、この三つを全うすれば信頼も得られ、いわば成果は後から着いてきます。「1.01の法則」呼ばれるものもありますが、毎日0.1%でも成長すれば、数ヶ月後、数年後には大きな成長になります。
――改めて、新しく迎える営業メンバーにはどんな素質を期待していますか?
本間 シンプルですが、ポジティブさですね。何事にも前向きに取り組み、インプットや組織の変化も楽しめる姿勢です。本人の活躍はもちろん期待できますが、ポジティブな人がチームにいると周りにも良い影響が生まれます。より良い組織をつくる意味でも、こういった人と働きたいです。
桑原 私も同じく、ポジティブな姿勢です。これまで私はたくさんの求職者と面接してきました。やはり「これまでまっすぐに頑張ってきたんだな」とか「肯定的に物事を捉えられる人だな」など、プラス思考や向上心を感じる人は、やはり入社後も結果を残しています。むしろ、「この営業チームを利用して、一歩先のキャリアを掴み取ろう」と考えるくらいのハングリー精神を持つ人も大歓迎です。
本間 我々は20年以上の歴史がありますが、第二創業期にあり、ベンチャーのような気質も併せ持っています。自身が組織に生み出せるインパクトも楽しんでほしいですね。
※ デロイト トーマツ ミック経済研究所調査:CRM・BIパッケージソフトの市場展望2008~2010年度、CRM実現のためのITソリューションマーケットの現状と展望2011~2014年度、クラウドサービス(SaaS・ASP)市場の現状と展望2015年度、クラウド型CRM市場の現状と展望2016、2017年度版、クラウド型CRM市場の現状と展望2018年度版<2018年12月14日発刊>、マーテック市場の現状と展望2020 クラウド型CRM市場編<2020年2月10日発刊>、マーテック市場の現状と展望2021年度クラウド型CRM市場編 <2021年5月25日発刊>、マーテック市場の現状と展望2022年度版クラウド型CRM市場編(第6版)<2022年9月9日発刊>、マーテック市場の現状と展望 2023年度版クラウド型CRM市場編(第7版)<2023年12月11日発刊>(https://mic-r.co.jp/mr/02970/)、マーテック市場の現状と展望 2024年度版 クラウド型CRM市場編(第8版)<2024年12月12日発刊>(https://mic-r.co.jp/mr/03290/)、マーテック市場の現状と展望2025年度版 クラウド型CRM市場編(第9版)<2025年11月13日発刊>(https://mic-r.co.jp/mr/03620/)