戦略から実行まで。企業のブレインとして、経営を動かす存在に
営業推進・経営企画室 経営企画グループ/D.I
日系メーカーへ新卒入社し、オフィスプリンター部品のサプライチェーンマネジメントを経験。その後コンサルティングファームへ転職し、BDD(ビジネスデューデリジェンス)や新規事業立案、市場参入戦略など、多岐にわたる企業プロジェクトを支援。2024年4月にエンバーポイントへ入社し、経営企画室のマネージャーとして活躍中。
「リーディングカンパニーの経営戦略」に携わる面白さ
――メーカーからコンサルファームを経て、再び事業会社を目指したIさん。どんなキャリアビジョンを持っていたのでしょうか?
かねてから、「いつか会社の経営に携わりたい」という思いがありました。というのも、新卒入社したメーカーでサプライチェーンのオペレーション改善に携わる中で、会社の上流を担う戦略領域にも関心が生まれ、経営視点を養いたい想いが強くなりました。一度コンサルタントへ転身したのも、各企業のトップと関わりながら経営を深く学べると考えたからです。
そういった経緯もあり、コンサルの仕事はチャレンジングで面白味を感じていたものの、自分自身が経営をドライブできないもどかしさも感じていました。例えばファームがどんなに優れた戦略を提案しても、最終的に実行に移すことを決定するのはお客様です。となれば、一刻も早く事業会社で直に経営に携わるのがベストだと思い、転職を決めました。
――再び事業会社を目指す中で、エンバーポイントへ入社した決め手を教えてください。
さまざまな市場を見ていくうちに、「常に最先端を追求するIT企業であれば、スピード感のある経営を経験できるのではないか」と考え、この業界に絞りました。
中でも当社に惹かれたのは、メール配信システム『Mail Publisher』がメール大量配信システム市場で16年連続トップシェア(※)を記録するなど、業界のリーディングカンパニーである点です。どんな経営戦略でその地位に立ち続けているのか、非常に興味が沸きました。
一方で、面接で話を聞く中で、多くの課題があることも知りました。リーディングカンパニーでありながら、乗り越えなければならない困難も多く抱えている、そんな相反するような状況にチャレンジしたいと考えて入社を決めました。
――トップシェアを誇るエンバーポイントが抱える課題とは何でしょうか?
一言で申し上げると、「圧倒的王者への返り咲き」です。リーディングカンパニーとはいえ、競合には目を見張るようなプロダクトや戦略で勝負する企業もあり、市場シェアの推移も決して油断できない状態です。しかし面接官の話から、戦略やオペレーションの改善次第でまだまだ上を目指せることも分かりました。
「このフェーズは非常に面白い」と、率直に感じました。16年トップシェアというブランドや、上場企業や官公庁をはじめとした3,500社以上のネットワークなど、当社がすでに持つアドバンテージを駆使すれば、ここから始める新規事業や新たな戦略も、良いスタートダッシュを切れると考えたんです。
フィールドを定めず、「やるべきこと」を企画・実行していく
――現在は経営企画室のメンバーとして、どんな業務に携わっていますか?
当社の経営企画室は非常に少数精鋭で業務を行っています。そのためFP&A(財務計画・分析)や、市場・競争調査、事業の中長期計画、経営会議の運営など、上流の戦略立案からプロジェクト実行まで幅広く担当しています。
それぞれの業務は、関連部署との連携はもちろん、経営層とも密接にコンタクトを取りながら進めます。役員や関連部署から寄せられた課題に対して私が企画を進めることもありますし、調査や計画を進める中で「こうしたほうが良いのではないか」「こんな戦略を立ててみてはどうか」などと自分からプロジェクトを提案することもあります。
――Iさんは、この仕事のどのようなところに面白みを感じていますか?
「いい意味で、自分のフィールドが決まってないこと」ですね。
企業によっては縦割り文化があり、「Aさんは調査分析まで」「Bさんは企画まで」と決まっていることも多いかもしれません。しかし当社には、際限なく挑戦できる風土があります。目指すべきゴールがあり、それに向けて必要なことであれば、自分から提案して実行までドライブできます。これは今後経営企画室のメンバーが増えたとしても、変わらないと思います。
――「自分で経営の舵を握る」という入社前の目標は叶いましたか?
はい、そう実感できています。リリース前のため詳細はお話しできませんが、とある新サービスの企画から実行まで、中心となって関わることができました。
このサービスの案は以前から社内で議論に上がっていたのですが、さまざまな事情から進んでおりませんでした。そこで私が各モジュールの推進役として手を挙げ、本格的なプロジェクトを始動することになりました。プロジェクトは無事に総仕上げのフェーズを迎え、現在は2026年初頭のリリースに向けて準備を進めています。
このプロジェクトを通じて、「ゼロから事業を完成させる」という役目を、私はこれまでのキャリアで初めて経験できました。当社にジョインしなければ、今も叶えられていないのではないでしょうか。
――コンサルタント時代の経験が活きたことは何でしょうか?
まず、コンサルで常に求められるロジカルシンキングのスキルは役立っています。ですが当時培ったオーナーシップは特に、現在の仕事で存分に活きている気がします。私の場合はこのスタンスが強く磨かれたからこそ、「自分で経営の舵を握りたい」と思ったのかもしれません。
例えば現在は、売上や利益を管理する立場にいます。しかしそういった数字の結果や因果関係だけを把握していても、経営企画室の仕事は全うできません。「この成長曲線をさらに上向きにするためには、どのような課題があり、どのようなアクションが必要か」までを考える必要があります。社長さながらに1歩、2歩先の戦略を考える姿勢は、経営企画室のメンバーには重要な素質だと感じます。
こちらは当社のバリューの軸である「プロフェッショナルたれ」という言葉にも通ずるものがありますね。事業や会社の成長のために、自分の専門性を発揮しながら何をすべきかを考え、アクションに落とし込んでいく。そう考えるとこのオーナーシップは、当社に入ってますます磨けたのではないかと思います。
――対して、エンバーポイント入社後に磨けたスキルや姿勢はありますか?
関係者との調整力でしょうか。経営状況を把握し、やるべきことを合理的に定めても、一緒に取り組むメンバーへ頭ごなしに指示・依頼するようでは、メンバーの賛同は得られないと考えています。
工夫はさまざまありますが、例えば忙しい中で担当してくれるメンバーには、なるべく負担を抑えた形で依頼するように心がけています。依頼する仕事の背景や方向性をあらかじめ伝えたり、文書のひな形を渡したりと、メンバーが最小限のエネルギーで最大限の専門性を発揮できるように意識しています。
――メンバーに対する配慮、素晴らしいですね。一方、役員層との関係はどうですか?
代表の五十嵐をはじめ、役員は私のやりたいことを応援してくれますし、相談したときも快く応えてくれます。
また、ある経営会議で私が新しいアイデアを出した際は、「こうすればより良いものになるのでは?」といったアドバイスをもらいました。単なる否定ではなく、私のアイデアをさらに磨いて価値を高めてくれるような助言なんです。こういったムードで行われる経営会議は、社歴やポジションに関わらず、私も経営チームの一員となって深く議論できる場となっています。
10年後のエンバーポイントの理想像を描き、実現していきたい
――エンバーポイントに入社して、ご自身のキャリアはどう前進しましたか?
やはり特定のフィールドに収まることなく、経営者とも近い距離で、スピード感を持って事業を企画・実行できるようになったことは、大きな成長です。同世代と比べても、早い段階でこのフェーズに辿り着けたように感じます。
また、多様なビジネススキルを磨くこともできました。経営企画には総合的な視点が求められるため、実行まで落とし込むには営業やマーケティング、開発など、あらゆる領域の知識を持っておかなければなりません。その点で、部門間の距離が近く、日々さまざまな職種のメンバーとディスカッションできるこの環境は、とてもありがたいですね。
――今後、Iさんがエンバーポイントで成し遂げたいことを教えてください。
冒頭で触れたことにもつながりますが、まずはこの市場における当社のリーディングカンパニーという立ち位置を、さらに確固たるものにしたいです。競合は次々と有効な戦略を立てており、私たちも現状に甘えていられません。さらなる新規事業やオペレーション改善で、他社との大きな差別化を図ることが、直近の目標ですね。
また、中長期的な視点で経営企画機能をしっかりと組み立てることも重要です。例えば10年後どんな企業になっていたいか。そのために1年後、3年後、5年後に何を達成すべきか。そういった企業の未来像を明確に描き、着実にアクションしなければと考えています。
――これから経営企画室にジョインする方は、いわばIさんの相棒となります。一緒にどのようなチームを作りたいですか?
今話したような会社の絵姿をしっかりと描き、そのための事業成長に責任を持って実行できる経営企画室を作れたらと思います。
当社には、解決すべき課題がまだまだたくさんあります。しかしこれは、私たちにとって大きなチャンスです。これまで触れてきた通り、目標達成のためなら、私たちは多様なフィールドへ手を伸ばすことができます。挑戦できる場所が多い分、一人のビジネスパーソンとしても大きく成長できるのではないでしょうか。
――最後に。Iさんはとても聡明でストイックな印象がありますが、日頃どのようにリフレッシュしているのでしょうか……?
朝、カフェに行ってコーヒーを飲むのが至福の時間です。コーヒーに詳しいわけではないですが、あのリラックスできる時間と空間がとても好きなんですよね。そこで読書したり、YouTubeで犬の動画に癒されたりしています(笑)。またスポーツも好きで、この冬はスノーボードに行くのが楽しみです!
――Iさんのソフトな一面も知れました! ありがとうございました。
※ デロイト トーマツ ミック経済研究所調査:CRM・BIパッケージソフトの市場展望2008~2010年度、CRM実現のためのITソリューションマーケットの現状と展望2011~2014年度、クラウドサービス(SaaS・ASP)市場の現状と展望2015年度、クラウド型CRM市場の現状と展望2016、2017年度版、クラウド型CRM市場の現状と展望2018年度版<2018年12月14日発刊>、マーテック市場の現状と展望2020 クラウド型CRM市場編<2020年2月10日発刊>、マーテック市場の現状と展望2021年度クラウド型CRM市場編 <2021年5月25日発刊>、マーテック市場の現状と展望2022年度版クラウド型CRM市場編(第6版)<2022年9月9日発刊>、マーテック市場の現状と展望2023年度版クラウド型CRM市場編(第7版)<2023年12月11日発刊>(https://mic-r.co.jp/mr/02970/)、マーテック市場の現状と展望 2024年度版 クラウド型CRM市場編(第8版)<2024年12月12日発刊>(https://mic-r.co.jp/mr/03290/)