大手SIerやフリーランスを経てリノシスへ。自身の新たな領域、モバイルアプリに挑戦

所属

株式会社リノシス 開発部 バックエンドエンジニア/T.M

略歴
大学院で解析学を研究し、C言語でのプログラミングを経験。修了後は大手SIerや通信系企業のグループ会社のSEとして活躍。その経験を生かしてフリーランスエンジニアとなり、6年ほどWeb系のエンジニアとして医療系や海外向けECサイトのプロジェクトに参画。2024年12月にリノシスへ入社。

これまで経験のなかったモバイルアプリ開発の世界へ

――フリーランスエンジニアとして活躍していたMさん。リノシスへ転身した経緯を教えてください。
正直なところ、エンジニアとして仕事できるのであれば、フリーランスか社員かといったことにはこだわっていません。そのため再び社員となることを、そこまで大きな変化とは感じませんでしたね。
当社を知ったのは独立して4年経った頃で、ちょうど「そろそろ新たなことに挑戦したい」と考えていたタイミングでした。だからこそ、モバイルアプリの開発に携われるという点には強く惹かれました私はこれまでWebシステムに関わることが多く、また当社がプログラミングで使うRubyも初めてで。「新たな開発環境で自分のキャリアを広げたい」と思い、入社を決めました。
――実際、どのようなプロジェクトに参画しましたか?
入社間もない頃から、とある飲食チェーンアプリのリプレイスに参画しています。こちらは、イートインやテイクアウトの注文から、オンラインショップの利用までできるアプリです。その特性上、外部のスマート決済サービスやECサービスと連携させる必要があります。既存のシステムを活かしながら、独自処理でこれまでの課題を解決し、エンドユーザーがより便利さや快適さを感じるアプリを目指しました。
アプリは無事リリースを迎え、現在は必要に応じて改修や機能追加を進めています。リニューアルしたばかりなので、今後ユーザーからの高評価を聞けるのが楽しみですね。
――モバイルアプリに挑戦するようになって、新しく経験できたことはありますか?
モバイルアプリ独自のAPI連携や会員認証に触れるようになったことでしょうか。私がこれまで扱ってきたECサイトやブラウザ上のアプリと比較すると、管理の方法が大きく異なります。モバイルアプリ開発では基本的なことでも私にとっては新鮮なことも多く、自分で調べたり、メンバーに相談しながら開発にあたっています。
――エンジニア歴の長いMさんもまだまだ挑戦を続けているのですね。一方で、Mさんの経験や知見が生きる場面もあるのでしょうか?
そうですね。まだ社歴は浅いですが、私の意見を取り入れてもらえる機会があります。
例えば、先ほどの飲食チェーンアプリのプロジェクトで、店舗や部門によって管理画面にアクセス制限を設ける必要が出てきました。そのとき私が「この技術を使えばスムーズにいくのでは?」と提案したところ、「その発想はなかった!」「その方法がベストですね」とメンバーから予想以上に大きなリアクションをもらえました。その開発はこれから始まるのですが、私のアイデアが形になったら嬉しいですね。
一人ひとりが声を上げやすく、またその意見を尊重してもらえる環境だと思います。

エンバーポイントのプロダクトとの連携で、マーケティングを総合的に支援

――これまでSIerとのお仕事が多かったMさんですが、リノシスの強みは何だと思いますか?
大きく二つあると考えています。まず一つは、フレキシブルな開発ができることです。
先ほど触れたように当社では、お客様側の既存システムや外部ツールと連携させた開発も多く手がけています。モバイルアプリはお客様によって細かい仕様が異なるものの、CRMやポイントのサービスなど類似するロジックは多々あります。また当社ではこれまで数々のモバイルアプリを作ってきましたから、「今回は、以前A社で手がけたこの技術が使えるのではないか」と、豊富な開発実績をヒントに新たな開発にあたることができるんです。
こうしたシステム連携や実績を生かした開発を行うことで、なるべく短いスケジュールで、かつ予算もリーズナブルにアプリを提供することができます。
――お客様にとっては良いことずくめですね!もう一つの強みも教えてください。
やはり各種のマーケティングツールを手がけるエンバーポイントグループとして、お客様の売上拡大に繫がるアプリを開発できるのは、当社ならではの強みではないでしょうか。
先ほどの飲食チェーンと開発したアプリは、後エンバーポイントの他のプロダクトとも連携させ、より高度なマーケティング・CRMツールにしようと動いています。もともとリプレイスを実施したのは、以前のアプリに目立っていた不具合を改善することが第一の目的でした。しかしお客様の話を聞いていると、マーケティングにも力を入れたいという印象も受けました。
エンバーポイントの他プロダクトと連携することで、注文や購入に使えるアプリを作るだけでなく、ユーザーの購買傾向などもチェックできるような、総合的なマーケティング支援も可能になるんです。今回のリプレイスにお客様が当社を選んでくださったのも、こういったメリットがあるからかもしれません。
――ビジネス面では差別化できそうな強みですが、エンジニアとしてはどうお考えでしょうか?
確かに一見すると、お客様だけにメリットがあるように見えるかもしれません。しかし実はエンジニア側にもプラスに働いていますお客様の既存システムと連携させたり、社内の開発実績を別のプロジェクトで生かしたりと、レキシブルな対応を通して、さまざまな経験を積むことができます。私はこれまでいくつかのSIerで仕事してきましたが、こういった開発環境は当たり前ではありません
――20代~30代の若手エンジニアにとっても良い環境と言えそうですね。
そう思います。また当社は大手企業との取引が多く、たくさんのユーザーに利用されるモバイルアプリを手がけられることにも、やりがいを感じられると思います。
そして今後は、エンバーポイントのプロダクトとの連携を積極的に進めていく予定です。お客様やプロジェクトによっては、大規模なデータを扱う分析に携わる機会も増えるのではないでしょうか。なお、これまでは飲食店のアプリが多めでしたが、他の業界からの依頼も増加しています。さまざまな業界のサービスに携わり、開発から運用までの全般的なノウハウを掴めるのも面白そうです。

技術はもちろん、提案力も備えたエンジニアになりたい

――Mさんの今後の目標を教えてください!
まずは近い将来、チームリーダーとして活躍できるようになりたいです。そのためにはアプリ開発の技術を磨くだけでなく、業務を円滑に進めるための提案力・交渉力も磨いていこうと考えています
 
例えば、当社ではカスタマーサクセス部がお客様から要望をヒアリングし、それをもとに我々開発部が開発をスタートします。 しかし共有された内容をそのまま受け取って開発を進めても、うまくいかないケースが多々あります。というのも、お客様のニーズが必ずしも目指していた成果(売上アップなど)に繋がるわけではありません。また予算や人員といったリソースに見合わない内容を要望通りに受けてしまえば、実現困難になる可能性もあります。そのようなときエンジニアは、ベターな代替案を考えて提示する必要があります。
 
チームリーダーは開発部とカスタマーサクセス部との間の立場とも言えます。今後はそういった提案や交渉などもこなせるようになり、エンジニアとしてもっと大きく成長したいですね。
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