入社2~3年目で、企業ビジョンや新規プロダクトの立ち上げに参画
ソリューションコンサルティング部/T.Aさん
学生時代からPCを触ることが好きだったことから、友人のアドバイスを受けて、塾講師からシステムエンジニアへ転身。SES企業を経験後、自社サービス運営企業のセールスエンジニアを経て、2022年2月にエンバーポイントへ入社。
自ら手を挙げ、新規プロダクト立ち上げのPMを経験
――現在のお仕事内容を教えてください。
入社時よりサービス&アカウントマネジメントグループ(SAMグループ)に所属し、アカウント対応、プリセールス等の業務を行い、お客様が抱える技術的な課題を一緒に解決しながら関係性を構築しています。
またその他にも、社内横断的なプロジェクトにも携わっています。
――これまでに、どのようなプロジェクトへ参加しましたか。
印象的なのは、とあるSier企業様のプロジェクトで、当社でこれまで携わったことのない技術が要件に組み込まれているものでした。社内に持ち帰ったときは不安もありましたが、エンジニアは突き返すことなく、同じ方向を向いて解決策を一緒に考えてくれました。お客様に安心していただくための材料集めも大変でしたが、結果としてプロジェクトは成功し、社内初の事例となりました。
全社に関わるプロジェクトでは、Taskforce-Visionプロジェクトがあります。このプロジェクトは、若手メンバーが中心となって新たな企業ビジョンを策定するもので、私は入社2年目で推薦を受けて参画し、リーダー的な役割を務めました。「そもそも企業ビジョンとは?」といった基本から学び、自分達で考えたビジョンを経営幹部に何度もプレゼンしましたね。その結果、現在当社が掲げる「絆の力で幸せへ」というビジョンが採択されました。
もう一つは、入社3年目に参加した新規プロダクトの立ち上げです。こちらは、私が自ら手を挙げて参画し、PMを務めました。ここでの実績を高く評価してもらい、2024年度の社内MVPとして表彰されたのは嬉しい出来事でした。

仲間とまっすぐに向き合い、巻き込んでいく力
――MVPに選ばれたんですね!どういった点が評価されたのでしょうか。
周囲を巻き込むリーダーシップや折衝スキルではないでしょうか。
この新規プロダクトは、企画から2~3ヶ月でローンチするという非常にタイトなスケジュールでした。私はPMとして全体のタスク整理から、会議でのファシリテーション、執行役員への報告までを担いました。ほぼゼロの状態からスタートし、関係各所と連携しながらまとめ上げるのは大変でしたが、無事予定通りにβ版をローンチすることができました。
――リーダーシップや折衝スキルは、入社後に身についたと感じますか。
そう思います。Taskforce-Visionプロジェクトは、そういった意味でも貴重な経験でした。
このプロジェクトには複数の部署のメンバーが参加していました。それぞれの業務をこなしながら、企業ビジョンを作るという大きな使命を成し遂げるには、忙しい中でも心を一つにしなければなりません。そこで私はメンバーに「せっかく挑戦するなら、とびきり良いビジョンを作りたい」と働きかけました。私はもともと積極的に発言するタイプではありませんでしたが、プロジェクトを成功させるために自ら行動で示し、積極的に意見しあう風土を作っていきました。
するとメンバーは私の思いに共鳴してくれて、真剣になるあまり、思いをぶつけあうときもありましたね。心を開いて話し合ったからこそ、さまざまな立場のメンバーが一枚岩になれたんだと思います。一緒にプロジェクトを経験したメンバーとは、今でも定期的にランチや飲みに行くなど良好な関係を築けています。
――そのスキルは、他の業務でも生きていますか。
はい。お客様とより丁寧に向き合うようになりました。例えば提案資料を作るときは、提案内容の明確化やお客様の疑問点、不安に思う点を先回りし、納得して先に進んでもらえるようなものを作っています。課題を自分ごとと捉えるオーナーシップも育ったのではないかと考えています。

上司にしてもらったことを、今度は自分が後輩へ
――エンバーポイントへ入社して良かったと感じることはありますか。
まずはこれまで話したような若手が挑戦できる環境があることです。そしてもう一つは、上司や同僚はもちろん、役員層とも距離が近いことですね。
Taskforce-Visionプロジェクトでは、役員に時間をもらってプレゼンのフィードバックを受けた他、当社の先輩として大切にするものをヒアリングする機会も設けてもらいました。こういった若手のイレギュラーな相談にも、親身になって向き合ってくれる存在です。実は、新規プロダクトの立ち上げに携わったのも、私が直接上司に「私も参加できないか」と働きかけたことがきっかけです。話を聞くと、上司はすぐに役員へ話を通してくれました。
同僚とも、物理的な距離を越えて関係を深めています。例えば新潟県在住のあるメンバーとはオンラインでのやりとりが多いですが、お互いの趣味の話で盛り上がったり、実際に新潟まで会いに行き、観光に付き合ってもらえるような間柄ですね。
――最後に、今後の目標を教えてください。
自分がローンチに関わった新規プロダクトの改善です。お客様の声を取り入れながら、お客様の業務や成長を支援できるプロダクトに育てていきたいです。
また近い将来、マネージャーになることを目標にしています。現在はプレイヤーの立場ですが、役員層や上司の近くで仕事をするうちに、「組織を持つこと」に興味を持ち始めました。
そして、これまで役員や上司に教わったことや支えてもらったことを、今度は私が後輩にしてあげたいですね。自分たちが考えた「絆の力で幸せへ」というビジョンは、すでに具現化していると感じる場面も多々あります。それをさらに社内へ浸透させていくことも、私の目標の一つです。